くせ毛の原因って？遺伝は関係あるの？

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くせ毛の原因

くせ毛になるのは、髪の毛の大部分を占めているコルテックスという組織が歪んでしまうのが原因です。

くせ毛と直毛を比べると、直毛の断面が真円に近いのに対して、くせ毛の断面は楕円形になっています。
この断面の歪みがくせ毛の原因となり、髪のうねりや広がりにつながってきます。

髪の断面が歪んでしまう原因は様々で、遺伝が大きな原因となっています。

遺伝

くせ毛は顕性遺伝・直毛は潜性遺伝といわれており、くせ毛の方が遺伝しやすいとされています。
両親どちらかがくせ毛の場合は、7割くらいの確立で子供にくせ毛が遺伝するとも言われ、また東洋医学では男性は母親から、女性は父親からの遺伝を強く受けやすいともいわれています。

生活習慣のみだれ

栄養は命にかかわる所から吸収していくといわれています。
髪は一番最後に栄養が吸収されるので、十分な栄養が行き届いていないと、髪が細くなりくせ毛がでやすくなります。
女性が出産後に髪質が変化するのも、必要な栄養を赤ちゃんにあげているからなんです。

お肌のゴールデンタイム、22時～2時の間に深い睡眠をとると、成長ホルモンが多く分泌され、肌の新陳代謝が活発になるといわれています。
最近では寝てから最初の3時間で深い眠りにつくことができれば、成長ホルモンが多く分泌されるといわれています。
成長ホルモンが少なければ、髪が細くなり、くせ毛がでやすくなります。

喫煙は血管を収縮させ血流を弱めるため、栄養が髪をつくっている所まで届きにくくなり、年々健康な髪が生えにくくなったり、毛が細くなってくせ毛がでやすくなります。

頭皮と髪のトラブル

脂質が多い食生活やストレスによって、皮脂が過剰に分泌することがあります。
しっかりとシャンプーで頭皮の汚れを落とさないと、皮脂によって毛穴がつまり、髪の毛が細くなることでくせ毛がでやすくなります。

逆に、必要以上に皮脂を取り除いてしまうと、油分不足で髪や頭皮は乾燥してしまいます。
髪の中の水分量が不均一になると、くせ毛が普段より強く出てしまう可能性があります。
頭皮は乾燥すると毛穴が広がりやすく、そこに老廃物が入りやすくなって、くせ毛を強くしてしまう原因になります。

ホルモンバランス

10歳から20歳までの思春期・青年期へと成長するに従って、男性・女性それぞれにホルモンバランスが変化していきます。
すると、メラニン色素が増え、硬い髪質に変化し、くせ毛が出やすくなります。

加齢

年を重ねると頭皮のうるおいが減少するため、乾燥からたるみに発展し、毛穴自体の方向が変化してくせ毛が増える方も多くいます。

くせ毛の対策

生活習慣を整える

髪にいいとされている栄養素は、たんぱく質、カルシウム、ビタミンA、亜鉛、鉄、オメガ３脂肪酸と言われています。
その栄養素を含む食材として、卵、牡蠣、緑黄色野菜、鶏肉、鮭、乳製品、ニンジン、豆類などがいいとされています。
逆に食べ過ぎると髪に良くない食べ物は、脂質が多い肉やラーメン、マヨネーズ、お菓子、ケーキなどです。

また、喫煙は控え、夜はしっかりと睡眠を取りましょう。